ヌサドゥア・スパ

こんにちは、バリ島ナビです。今やバリを訪れる人々の大きな目的と言える「バリ・スパ」。今日はそんなバリ・スパのパイオニア、「ヌサドゥア・ビーチ・ホテル&スパ」内の「ヌサドゥア・スパ」にやって来ました。

本来バリの人々は治療や健康維持、そして美容のために、スパイスやお花、ハーブなどを組み合わせ、自分たちでマッサージやスクラブなどを作り、自宅でそれを使用していました。そのレシピは各家庭によって異なりますが、伝統的な民間療法として広く人々の間で浸透しています。

そんな伝統的なマッサージを、「リラグゼーションと癒しのトリートメント」として初めて提案したのが、この「ヌサドゥア・スパ」なのです。トリートメントはバリだけではなく、ジャワのものも取り入れたトラディショナル・マッサージを取り揃え、大地の恵みを利用したナチュラルなプロダクトを使用するだけではなく、うっとりするような素敵な施設で受けるトリートメントは、バリに訪れる人々の憧れ。リピーター率がとても高いこの「ヌサドゥア・スパ」、ナビも「一度は体験したいスパ」として常に気になっていました。

レセプション

更衣室＆サウナ

シャワールーム

サウナ

ジャクジー

25mラッププール

ジム

テニス・コート

先ほどナビが選んだ「メディテーション」というフラワー・ベースのオイルを使っての「バリニーズ・マッサージ」。マッサージが始まると、ユリアさんの手の動きに合わせてフワ～っとお花のいい香りが波のように押し寄せてきます。バリニーズ・マッサージはタイやスウェディッシュとは違い、リラグゼーションのためのマッサージで、程よい圧とテラピストの手の温かさで滑らかになったマッサージ・オイルが体中の緊張を解きほぐし、心身共に癒されるバリ独特のマッサージ。オイルの名前のように、寝ているだけでまるで瞑想をしているかのような心地良い時間に、心がどんどん穏やかになっていくようです。

そして「バリニーズ・マッサージ」の後は、ついに「バリニーズ・スパイス・ボディ・ラップ」。「ヌサドゥア・スパ」のボディ・ラップはバリの伝統的なボディ・ラップである「ボレー」を元に考えられたトリートメント。粉末状になったボディ・ラップのパウダーは、コショウ、コリアンダー、シンジャー、ターメリックを始め、全てバリに自生するスパイスをミックスしたもの。体に塗りつけてもらって「あれっ、ちょっと違う！」と思ったのは、まずパウダーをミックスする際に、水ではなく、お湯を混ぜてくれたこと。ボディ・ラップを塗る際に、どうしてもひんやりしてしまうのに、お湯を使うことによって、バリニーズ・マッサージでほぐされた体がそのままリラックスした状態を保てます。そして、いろいろなスパイスをミックスして作られる「ボレー」の材料は、もしやこれでカレーが作れるんじゃ？と思うような材料なのですが、中身だけではなく、その香りもやはりカレー・チックな香りがするのです。でも、「ヌサドゥア・スパ」のボディ・ラップは、その独特なスパイシーな香りの中に、爽やかな柑橘系の香りも混ざり、こちらも南国ムードをより一層高めてくれます。

ボディ・ラップをしばらくそのままにしている間に、今度はヨーグルトを使った簡単なフェイシャル、そしてオイル・ヘッド・マッサージと、体の隅々まで丹念にいたわってくれます。こういうボディ・ラップやフェイス・パックの間にテラピストが部屋を出て行き、ただ乾くのを待つのではなく、その間にもじっくりとトリートメントを行ってくれるのって嬉しいですよね。

そしてこの血行を良くして体を温める効果があるボディ・ラップなんですが、本当に塗ったそばから体がポカポカし始め、まるでカイロを体に貼っているか、ホットカーペットに寝そベっているのかと思うくらいの温まり様には本当にビックリ！（貧相な表現ですみません…）シャワーで洗い流した後は、しっとりツルツルの肌になっていて、またまた大感激！