ヘアー・ボディ・バーデ・カミユイ

入るとまず大きな鏡が目につきます。受付台やソファーセット、ネイル施術台など、ナチュラルな木、ラタン素材があたたかい色合いの壁の色と調和し、居心地の良い空間になっています。

オーナーのみゆきさん以外はバリ人の女性スタッフが３人。お店がオープンしたときからのスタッフのコマンさんは以前は某サロンでセラピストとして働いていた、マッサージの上手な女性。彼女の「クリーム・バス」をお目当てに来るお客様も多いとか。

まず、ソファ・セットに落ち着いてメニューに目を通したり、たくさんある日本の雑誌から好みの髪形やカラーリングの色を選んだり。

いよいよ鏡の前の椅子に座って、スタイリストのみゆきさんと「今日はどうなさいますか？」というやりとりが始まります。まるで日本の「行きつけの美容院」という雰囲気、安心感のため、海外にいることを忘れてしまいそうです。

日本の美容室と違うところはやはり、どのメニューにもきっちり丁寧にヘッド・ショルダー・アームマッサージがつくところ。さすがはマッサージ天国バリ、マッサージがメインで来たっけ？と錯覚してしまうほど、念入りにもみほぐしてくれるのです。またそれが気持ち良いので、また別の日にマッサージのリクエストをするお客様も多いとか。

通常のへアー・カットやカラーリング、パーマの他に、「クリーム・バス」も人気メニューだそう。頭のツボを刺激しながら、なおかつリラックス効果のあるマッサージで、うたた寝しそうになる人も。もちろん、デコルテ、首、背中、腕、手、ときっちりと揉み解してくれます。

そして、この「かみゆい」を特徴づけているのは、「ヘナ・トリートメント」。日本でサロンをやっていたときから、「ヘナ」を取り入れていたというみゆきさん。「ヘナは天然素材100％のインドの薬草で、パーマやカラーリングなどで傷んでしまった髪の毛をまったく化学物質の副作用なしで修復することができる、すぐれた染色方法なんですよ。」とのこと。日本でも「ヘナ」が出来るサロンは出来てきたようですが、金額が「かみゆい」の方が安いので、定期的にバリ島にリピートする方は、ウブドに来る時に「ヘナ」をやりに来ることもあるとか。髪が細くなったり、傷み過ぎてしまった人、または白髪の人にオススメだそうです。

さて、バリのローカルサロンで一番気になるのは洗髪。冷たい水しか出ないところも多い上に、洗髪の仕方がなんとも荒いのです。強くごしごしやられたり、耳に水が入ったり、顔が濡れたり、すすぎ足りなかったり、後頭部や首の後ろ辺りが、きちんと洗えてなかったり・・・。
「かみゆい」ではそんな心配もご無用。お湯はもちろん出ますし、丁寧な日本式の洗髪、それにプラス、バリ式の、マッサージを兼ねた方法で、とっても気持ちがいいのです。

2年前までは、同じ敷地の左端にあった「かみゆい」。その時はお手洗いが他の店舗と共同だったのですが、引っ越して広くなった今のお店では店内にゆったりしたトイレットルームも。施術中も我慢することなくお手洗いに行けるようになりました。

リゾート・バリ島の日差しや海の潮風で傷んでしまった髪の毛のケア、または、日本で髪の毛を構う時間がない！という方、是非、ウブドの「かみゆい」を体験してみてください。
以上、バリ島ナビでした。