オベロイ通りの中でも特に人気のオシャレでスマートな雰囲気のイタリアン・レストランです。
アパ・カバール、バリ島ナビです!ここ1年のバリ島を訪れる観光客の増加に伴いオベロイ通りがまた熱くなってきていると耳にしたナビ。最近の1~2年は別エリアでのレストラン開拓にいそしんでいた間にすっかりマークが薄くなっていたオベロイ通り。この界隈でも、「ウルティモ」が、ここ最近「異常なまでの人気になっている」と噂されるほど人気が再燃しているのです。
到着~。
レストラン、カフェ、ブティックが密集するこの通り、特にウルティモは、オベロイ通りの人気の火付け役となったイタリアンレストランの「トラットリア」、ステーキの「ルーモアズ」も近隣にあり、最も込み合う中心地にあります。カーチャーターの観光途中の間にディナーで立ち寄っても、ウルティモならバレットパーキングをしてくれるので安心です。
予約難度高!その理由は?
今、オベロイ通りで1、2を争う混雑度を見せる「ウルティモ」ですが、オープン時とはちょっと事情が変わっています。実はオベロイ通り、グルメ激戦区で、いち早く頭角を見せたのは、かつてない「お手軽な価格のイタリアン」をコンセプトとした「トラットリア」。そのトラットリアと目と鼻の先の距離にオープンした同じイタリアンのウルティモは、カジュアルなトラットリアとは一線を画すように、店内のインテリアはクールな黒で統一され、エアコンエリアもある洗練されたファインダイニングとしてオープンしました。しかし、味が良い上に、さらに価格も安いトラットリアは常にお客さんで溢れ、同じイタリアンとして競争が難しいと判断したのか、ウルティモは1年ちょっと前から、価格を大幅見直し。トラットリアを負かす勢いの価格設定に変更したところ、大ブレークしたというのが、今の人気の裏話。夕食時に前を通るといつもバリではほとんど目にすることのない「席待ち」の人で溢れています。実は先日もナビ、利用したのですが、前日にきちんと予約を入れようと電話したところ、NGをくらいました。しかしスタッフの方が早めにきてくれれば、「もし席が空いていたら提供できるかも」と言われ、食事にあやかれるか、一か八かの賭けをしてオープン時間ぴったりの夕方5時に訪れ、無事に席を確保できたのです。いや~良かった、良かった。しかし前日予約で断られるとは・・・どんだけ人気?
店内の様子
道路沿いのテラス席
ウルティモは道路脇に位置するレストランなので、一歩、足を踏み入れると早速テラス席、そして次に天井の美しいドレープが印象的なバー、入り口から左手に広々としたオープンキッチンと、そのキッチンを見渡せるダイニングエリア。そして、「え?!結婚式」と一瞬、勘違いしてしまいましたが、ここが中庭のエリア。この隣にはエアコン付きの室内エリアもあります。今回、ナビたちは、この中庭エリアに座ることにしました。
オーダータイム!コースメニューORアラカルト?
今回ナビは迷わず噂の激安セットメニューをオーダー。なんと前菜(サラダ)・1st コース(ラビオリ)・メイン(肉または魚)・デザートの4コースでたったの12万5000ルピア+10%なんてかなりの激安!!ナビ友は、とにかくたくさんあるメニューのチョイスに迷いに迷った後、アラカルトからサラダ・パスタ・肉・デザートを選び4コースにしました。アラカルトからの場合でも、このようにコース仕立てでオーダーする場合、お肉やパスタをサイズダウンできるので、こちらもお勧め。スタッフのオーダーも手際がよくて好印象でした。
コースメニューの激安ぶりもさることながら、アラカルトも噂通りの格安価格。前菜はたったの2万2000ルピア+10%から。ツナのカルパッチョでさえ、3万ルピア+10%。1stコースのパスタ(スパゲティ・アーリオオーリオ)で2万9000ルピア+10%から。メインコースはスモールサイズにできる肉料理が4万6500ルピア+10%から。こちらは普通サイズの250グラムの半分のサイズの料金。これでちゃんとオーストラリア産の輸入牛だから驚き。ほとんど日本のサイ●リアと張っているかも・・・。でもメニューのセレクションで言えば、まちがいなくこちらの方が圧倒的に多いです。
お食事
この価格でもちゃんとパンが付いてきます。一緒にサーブされたアイスクリームみたいな丸いものはバターです。お店の人に聞いたら、ガーリックとバジルのバターなんですって。このパン、一見素朴ですが、ふっかふかでおいし~!ついついコース待ちの間にガンガン食べて完食してしまいました。
そうこうしている間に時計の針も18:00を回り、どんどん店内は埋まっていきます。ようやく今宵のディナーが運ばれてきました。
前菜;スモークした魚と野菜のサラダ
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1stコース;チキンのラビオリ。マッシュルームクリームソース
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メインコース;テンダーロインステーキ。黒胡椒ソース。ほうれん草のソテー添え
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デザート;ヨーグルトムース
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肉に関しては文句なし!のおいしさでした
全体的にこの日の味付けはナビには塩気が強すぎましたが、メインのビーフには大満足!輸入牛のクオリティーもばっちりでした。とにかくこれで12万5000ルピア+10%なんて、噂通りコスパフォ高いです。昨今のバリのファインダイニングやホテルのダイニングだったら、同じクオリティーのビーフの1品だけでもこの値段では食べれませんですのよ!
アラカルトからのメニューもご紹介を・・・。
定番のカプレーゼ (3万9000ルピア+10%)
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小さいサイズにしてもらったシーフードスパゲティー(3万4000ルピア+10%)
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これまた小さいサイズにしてもらったサーロインステーキのゴルゴンゾーラチーズソース(4万9000ルピア+10%)
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パンナコッタ(2万2000ルピア+10%)
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今回はアラカルトからはどれもイタリアンの定番メニューを選びましたがどれも合格。特にスパゲティーは魚介の味がしっかりと出ていて美味しかったです。デザートもこんなお値段で食べれるとは・・・本当にお店の儲け、大丈夫?って心配しちゃうくらい安い・・・。
ワインも他のファインダイニングのように品揃えも悪くなく、同じ銘柄もかなり割安で飲めます。チリ産、オーストラリア産のお奨めワインがボトルでRp250.000(+税10%)~、グラスのハウスワインならRp37.500(+税10%)。
今宵、4コースでしっかりお腹も満たされたナビ一行。気がつけば、夜8時を回っておりました。ふと、周りを見渡すと100は優に超えそうなテーブルも、いつも間にやらほぼ埋まっていました。夜になると、普通だったテーブルもキャンドルが灯され、それなりにロマンチックになっています。客層は家族などのグループが目立ちました。子連れでもウェルカムなカジュアルな雰囲気にこのお値段なので、食べ盛りの子供がいても怖くない!そんな感じのオーストラリア人を多く目にしました。席数が多く、隣の席とも距離が近いのでロマンティックな雰囲気ではないのですが、友人とわいわいディナーにも、もってこいでしょう。
現在、日曜日と月曜日以外は夜八時から中庭席でバンドの生演奏もあり。確実に席を取りたければ、数日前には席の予約を入れておくのがベターでしょう。おしゃれなスミニャックエリアにありながら、かなりカジュアルな雰囲気。気取らない格好、Tシャツや短パンでも入店可能です。以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!