バリ伝説のフレンチレストラン「ワリサン」が進化し新規オープン。ライスフィールドの目の前で、よりモダンになったフランス&地中海料理を楽しめます。
こんにちは!バリ島ナビです。今日はいよいよ、あの有名なフレンチ・レストラン「メティス」にやってきました。老舗フレンチ・レストランの「ワリサン」がクローズし2009年10月、場所も移動して、その名も「メティス」と改めリ・オープン。開店以来、さっそく話題の人気スポットになっています。ナビも「メティス」になってからは、初来店なので、今日はその変貌ぶりをたっぷりとご紹介したいと思います。
レストランに到着~!
スミニャックにほど近いクロボカンのプティティンゲッに場所を移した「メティス」。「ワリサン」時代よりも断然重厚で大きな店構えに、厳重なセキュリティ・・・ちょっと敷居が高くなったような第一印象。
どの席からもライステラスが見えます
しかし、一歩ダイニングに足を踏み入れると、長年親しまれてきた「ワリサン」の象徴ともいえたライスフィールドが、ここ「メティス」でも同様に目の前に飛び込んできてきました。わーい、やっぱりステキ!
店内の様子
店内は風が通るオープンエア。メインダイニングは広々としたコの字型になっていて、300席あるどのテーブルからもライステラスを臨むことができます。今回はランチタイムの来店だったのですが、のどかな田園風景と、ナチュラルなインテリアが、温かみある雰囲気で、良い感じ。
夜のセットアップ
また「メティス」を話題にしている理由のひとつが、パワーアップしたバー&ラウンジエリア。店内右側に配置され、ライステラスに突き出すようにソファが配置されています。田舎の象徴「田んぼ」とお洒落な「ラウンジ」・・・意外性のあるこの組み合わせは、バリだからできるかっこ良さですね。
ここではティータイムメニューが午前11時から午後6時まで、その後はラウンジメニューが午後60から深夜2時まで楽しめます。
夜ライトアップされたラウンジの風景
さらに、本格的フレンチを提供する「メティス」ならではの、ユニークなスペースを発見!最近はバリでもワインセラーを持つレストランが増えましたが、メティスのワインセラーの中にはダイニングテーブルがセットされ、1000ドル以上分のワインのオーダーがあれば、10名以内のグループで、貸し切りできちゃうんですって。「メティス」にはバリでは珍しいソムリエもいるので、ワイン好きの仲間を集めるのも楽しいでしょう。特に雨季は暑く湿気の強いバリでは、湿気の管理された涼しいワインセラーは、実は最高の穴場かも?
2Fにはプライベートダイニングもあります。こちらは25名から120名でコースメニューをお申込みのグループで貸し切り可能。このダイニング内には専用のプライベート・バーもあり、ウェディングディナーなどには最適。ベランダもあるので、ここでライスフィールドを眺めながら、カクテルを楽しんだら素敵だろうなぁ~。
パーティーセットアップの一例
入口付近にはギャラリーもあり、センスのいいアンティークやジュエリー、メティスのオリジナルグッズの購入が可能です。
料理
さて、肝心のお料理をいただく時間がやってきました。今回はお店のお薦めの3品をいただきます。
まずは前菜「スモーク・タスマニアンサーモン 9万5000ルピア+16%」。
サーモンの上にイクラとさらに、キャビアがちりばめられています。それをネギやクリームチーズなどのコンディメンツと共に、パンケーキに乗せていただくくというユニークなスタイル。
メインは「イエローフィン・ツナステーキ 18万5000ルピア+16%」
ポピーシードがびっちりとのったツナ、ナイフを入れると、計算されたミディアムレア。魚の下にはベビーポテトやチェリートマト、カラマタオリーブなど野菜がたっぷりでヘルシー。ソースはあっさりとしたバルサミコで、大きなツナの塊もぺロリといただきます。
最後のデザートはヨーロピアンに人気のデザートという「チョコレートドリーム 5万5000ルピア+16%」
写真手前から、チョコレートフォンダン(ナイフを入れると中から温かいチョコレートが流れ出てきます)、ブラウニー、チョコレートソース、チョコレートムースと、その名の通り、チョコのドリームマッチ。チョコレートラバーのナビには幸せの一品!
「メティス」になるにあたり、インテリア同様メニューもよりコンテンポラリーなプレゼンテーションにアップグレードしたとのこと。確かに以前よりもより洗練された盛り付けなった気がします。
そして「メティス」と言えば、フォアグラ!!メニューは温かいものと冷製のものがあり、フォアグラだけでなんと7種類もあるのです。これはバリにいくつかあるフレンチレストランでもメティスならでは。
予算
「メティス」というとバリでは高級な部類のレストランになりますが、それでも日本のフレンチに比べたら、またそのクオリティの高さを見ても、まだまだお得感があります。ちなみにディナーの場合予算としては以下を参考にしてください。
前菜:15万ルピア+16%~
フォアグラメニュー:4万5000~21万ルピア+16%
スープ&パスタ:7万5000~28万5000ルピア+16%
メイン(シーフード):18万5000ルピア+16%~
メイン(ミート):16万8000ルピア+16%~
デザート:7万2000~9万5000ルピア
ちなみに、ランチはお得なセットメニューが7万5000ルピアであるそうです。(2010年7月現在)
「ワリサン」時代と同じく、「メティス」のオーナーシェフのドュー・ドュー氏。10代から料理の道に入り、フランスはパリの料理学校を卒業。その後、ロンドンの複数のレストランなどで経験を積んだ後は、ロンドンのフランス大使館のシェフに。その後、アルジェリアのフランス大使館ではヘッドシェフに昇格、そして、ジャカルタのフランス大使館へ移動。バリ島が気に入った氏は、当時まだなかった本格的フランス料理レストランのカフェ「ワリサン」を開き、一躍有名に。そして昨年、「メティス」にレストランをアップグレードさせ、今に至る・・・というわけ。こんな経歴を見るだけで、味の保証はされたようなものでしょう。
イベント
さらに「メティス」になってから、お食事以外にも日替わりエンターテイメントも充実。毎週水曜日はフラメンコ。情熱のダンスとフランス料理もなかなかステキそう。木曜日は夜10時から生のジャズ。金曜日のイベント「アペロシェ」は午後5時から午後7時半までDJが入り、週末のサンセットタイムの雰囲気を盛り上げます。この日はオイスターバーが出て、5万+16%でリフレッシュメントとタパスが無料。土曜日は夜9時からやはりDJが入ります。こうなると、もう以前のおいしいファインダイニングというくくりには収まらないですね。
次回は料理だけでなく、大人の遊び場としても、足を運びたいな~と思いました。是非、皆さんも贅を尽くしたファインダイニグ「メティス」にお洒落をして行ってみて下さい。以上、バリ島ナビでした。