ハンギング ガーデンズ オブ バリ

Hanging Gardens of Bali

閉店・移転、情報の修正などの報告

パヤンガンのハンギング ガーデンズ オブ バリは川岸の遊歩道沿いに位置し、ポッド オリジン、バリ プリナから 5 km 圏内です。 この 5 つ星のホテルからは、10 km 圏内にテガララン ハンディクラフト センター、テガララン ライス テラスがあります。

こんにちは、バリ島ナビです。今日ご紹介するのは2005年のオープン当初から、そのロケーションとサービスの素晴らしさで話題になっている「ウブド・ハンギング・ガーデンズ」。急勾配の渓谷に向かって建てられているため、各建物、客室間の移動がなんとケーブルカー!名前の通り、まるで空中に吊り下げられたような形の全38室のラグジュアリー・ヴィラズです。

「ウブド・ハンギング・ガーデンズ」を運営するのはあのオリエント急行の「オリエント・エクスプレス・ホテルズ・トレインズ&クルーズ(ORIENT-EXPRESS HOTELS TRAINS&CRUISES)」社。世界各国で高級ホテル、クルーズ、列車オリエント急行を運営する会社です。現在、世界各国に43軒のラグジュアリー・ホテルを運営していて、バリ島ではジンバランの「ジンバラン・プリ・バリ」が同系列リゾート・ホテルになります。
ウブドの「ハンギング・ガーデンズ」はずばり、「アラム=自然」がコンセプト。建築時から人力のみで、つまり大型機械類を一切使わず、のべ1千人の力を借り、3年かけて完成したそうです。

行き方

ウブド中心のウブド王宮から車で約20分。王宮からジャラン・ラヤ・ウブドを西に向かって行き、クデワタンまで進みます。クデワタンの三叉路を右折して北上、「パヤンガン」のパサール(市場)を通り過ぎ、100mほど先に左に入る道があります。その曲がり道の所に小さく「UBUD HANGING GARDEN」の石の看板があるのですが、非常に分かりにくいです。ともかく、そこを左折して道なりに行くとやがてかなりアップダウンの激しい山道に・・・一本道なのですが、その山道を5分ほど走ると道の左側に「ウブド・ハンギング・ガーデンズ」のエントランスが。
駐車場はそれほど大きくありません。ここに来るお客さんはほとんどがゲスト専用の無料シャトル・バスを使うからでしょう。
エントランスは開放的な壁のない空間であっさりとした印象。ほどよくテーブル、ソファが並べられていて、そして見事な蘭があちらこちらに置かれています。
正面には下へと続く、かなり長い階段が・・・これを上り下りするのは結構つらいかも・・・と思っていると、階段の向かって左側から何やら上がってくるものが・・・あっ!これが有名な「ケーブルカー」。なるほど~入口からすでに急勾配が始まっているわけですね。ここでは、このケーブルカーが、文字通り客の足となります。ナビがエントランスに居たわずかな間にも何度もケーブルカーが上り下りしていきました。
それでは、いよいよこのケーブルカーに乗って、降りて行きましょう。
ケーブルカーの中にも、ちゃんと椅子がしつらえられてあり、クッションもあるので、快適に乗車出来ます。速度も速すぎず遅すぎずで、揺れもほとんどありません。

メインプール、バー、レストラン

左右に見える圧倒的な緑の景色に見とれているうちにあっという間に次のフロア、メインプールとバー、レストランへと続く場所へ。
最初に、素晴らしいプールを見てみましょう。上下二層に分かれているユニークな形のプール。この形は丘の自然なカーブを利用した結果だそうで、まるで水を張った棚田の一角のようです。眼前に広がる大パノラマを楽しみながら、リラックスした時間が過ごせそうですね。
この上層のプールのサン・デッキが並べられた場所から、続いて「Bukit Becik Bar」があり、各種、豊富なお酒類を楽しみつつ、サンデッキでまどろむ、至福の時が過ごせるわけです。バーの2階がレストランになっています。
レストランからは高い位置から望むプール、そして真正面の丘の頂きにあるお寺が見られます。夜になるとこのお寺がライト・アップされ、それはそれは幻想的な雰囲気だとか。レストランでは特別なメニュー「セイクレッド・ロマンティック・ディナー」を用意しているそう。これはアユン川を渡り、この正面に見えるお寺「プラ・プナタラン・ダラム・スガラ」の下でディナーをいただく、という神秘的なもの。ライトアップされた幻想の森、そして神聖なお寺の下でいただくディナーはどんなお味でしょうね。
レストランから出て、階段で少し上に上がって、お土産物などを販売しているブティックに立ち寄ってみます。こちらでは各ヴィラ内のアメニティ(腰に巻く布や、バッグ、キーホルダー、など)の他、インドネシアのトラディショナルなお土産などを販売しています。
そのブティックと同じフロアにロビーのような場所があり、ゲストが自由に使えるパソコンが置いてあります。もちろん高速ブロードバンドインターネット対応。そして、ここにはクーラーのきいたライブラリーもあるんです!日本語の本もあり、新聞や、DVDつきテレビも設置されていて、各国のメディアを楽しむことが出来ます。
ちなみに背表紙に丸いシールが貼ってある本はゲストの手持ちの本と交換が可能なんだとか。こうやって本が流動的に入れ替わり、飽きずに楽しめるシステムになっています。
では、そろそろ次のフロアに移りましょう。ケーブルカーは各ステーションの横にある、ボタンを押して呼ぶことが出来ます。ケーブルカーを使わずに敷地内を散策するには、どこから行くのかしら?と思い、階段を探してみると・・・・ありました。ケーブルカーの下に沿う形で、階段が延々と続いています。体力に自信があって、「よっしゃ!!」と気合を入れた早朝ならば、もしかしたら階段を使う気になるかもしれません・・・周辺には造園技師ウィリアム・ウォレンとジョン・ぺティグルーらのアイディアによるエキゾチックな木々や、まさに南国といった趣のカカオ、ドリアン、さまざまな種類の竹、蘭などが密生する大きな庭が広がり、ゆっくり散歩してみたい気もします。

スパ

もう一度ケーブルカーに乗り、スパへ。ケーブルカーを降りるとまず左手にカフェ「ディアタス・ポホン・カフェ(木の上のカフェ)」があります。小じんまりしたオープンステージのある居心地のよさそうなカフェです。この木のオープンステージでは子供たちのバリ舞踊の練習風景などが見られるそうですよ。
右手の「アユン・スパ」へ。レセプションは床もソファやテーブルも木のぬくもりに満ちた空間。プロダクトは全て自社オリジナルだそう。3部屋のスパ棟があり、各ダブル・ベッド・ルームになっています。
お部屋を見せていただきましょう。
窓に当たる部分には全面、ガラスが入っておらず、自然の風と、アユン川のせせらぎが最大の癒し効果をもたらしています。屋外ではありませんが、窓のガラス戸を入れないことによって、室内にいながらにして、自然との一体感を感じられる設計です。お隣りのバス・ルームもやさしいパステルの色使いがいいアクセントになっている、使いやすそうな間取り。もちろん、開け放たれた窓の向こうは人気のないジャングルなので、人目を気にする必要なし!
宿泊ゲストの利用の際には15万ルピア分のディスカウントがあるそう。スパのゲストは宿泊客のみでなく、外部からのゲストも多いそうです。確かに、こんなに特別なロケーション、街スパではあり得ませんので、スパにだけ来られる方が多いのも納得ですね。

スパから少し下ったところにヨガが出来る東屋があると聞いたので、見せていただくことに。途中で泡立つ水しぶきの、アユン川の様子を間近に見ました。こんなに川に近いんだ~!と改めてびっくり。豊富な水量を延々と湛えて流れるアユン川。絶えることのない水の音は迫力が有ると同時に深い癒しをも与えてくれます。
木で造られた東屋にはヨガマットが引かれ、なんとも快適な風が吹いています。ここでは1時間半のプライベート・ヨガ・レッスンや、チャクラ・メディテーションなどが行われているそうです。最近ヨガにはまっているナビも、ここでヨガした~い!

ルーム・カテゴリー

パノラミック・デラックス・プール・ヴィラ (15棟)
パノラミック・デラックス・プール・ヴィラは、各ヴィラが独立したタイプで、バリ伝統スタイルのヴィラは2名宿泊可能。絶景の眺めと共に、各ヴィラには天蓋付きキングサイズベッド、もしくはツインベッドが置かれ、広めのバスルームが備え付けられています。

リバーサイド・デラックス・プール・ヴィラ(15棟)
バリ伝統スタイルのリバーサイド・デラックス・プール・ヴィラは2名様宿泊可。各ヴィラには天蓋付きキングサイズベッド、もしくはツインベッドが置かれ、広めのバスルームのほか屋外にもシャワーが備え付けられています。

パノラミック・プール・ヴィラ・スイート (2棟)
プール・ヴィラ・スイートの広々としたリビングエリアは、ラグジュアリーな雰囲気。キングサイズベッドまたはツインベッドを選ぶことができ、どちらもバスルームのほかに屋外シャワーも備わっています。

デュープレックス・ファミリー・プール・ヴィラ(6棟)
高級感にあふれるベッドルーム2部屋があるヴァレー・ビュー・ファミリー・プール・ヴィラは、屋内外にシャワーが備わっていて、プライベートテラスでリラックスしながら、絶景を堪能できます。キングサイズベッド1台のほか、ツインベッドが利用できます。

今日はこの「ヴァレー・ビュー・ファミリー・プール・ヴィラ」を見せていただくことが出来ました。この建物は2F建てになっていて、入口は2F部分になっています。
マスター・ベッドルーム
さっそく2階部分のデラックス・プール・ヴィラへ。入口を入ってすぐに目に入ったのは29インチのフラットスクリーンのテレビ画面に流れる「オリエント・エクスプレス」のプロモーション・ビデオ。これはいつもずっとONになっているそうで、同系列のリゾートの客室のテレビ画面にはいつもこの画面が流れているそうです。「うへ~!」と感心しつつ、お部屋の中を見学!

このマスター・ベッドルームは、天蓋付きの大きなベッドが中心に据えられ、側面に木のサン・デッキ、前面にプライベート・プールが広がる、ぜいたくな作り。奥には小さな東屋もあります。ガラス張りの引き戸で外に出る仕組みなので、お部屋の中は自然光が差して、とても明るい印象です。インテリアも白とウッディな茶色が基本で、落ち着いています。
ライティング・デスクの両脇には明かりとりの細長い窓が切られ、国際ダイレクト通話の出来る電話、インターネット・コネクション完備。インターネットは無料です。

ミニバーの棚の作りがユニークです。冷蔵庫の横には何が入ってるのかな~と思っていると、上部の置き机だと思っていたところが開いて、上からミネラル・ウォーターやポットなどが取り出せるようになっています。テレビはインターナショナルチャンネルとDVDもついています。
バス・ルーム
ベッド後方にあるバス・ルームを見てみましょう。バスルームとトイレはセパレートになっています。大きなバスタブと、使いやすそうな二つの洗面台は、横並びになっています。
この洗面台からバスタブがひと連なりになっているには、訳があります。よくよく見ると、洗面台の中心部には横に向かって浅い溝が彫られています。それが次の洗面台へと続き、その側面から、バスタブへと落ちる形に・・・。これは何を意味しているかというと、万が一、水道の栓を閉め忘れた場合、もしくは水道の栓が壊れて、ゆるくなっていた場合、洗面台からあふれた水が、床に落ちることなく、バスタブの方へ流れ、屋内のバスタブからさらに屋外のバスタブへと流れていくように設計されたものなんだそう!!
実際にはホテルには水に関するこのような無駄・被害事例が多いとききます。それを改善するために、こういった設計が施されているんですね。ナビ、大いに納得いたしました。これは、もしかしたら寝台列車「オリエント急行」の長年にわたるサービスのたまものなのかもしれませんね。列車内では水は一滴も無駄には出来ませんものね。反対側には、セイフティ・ボックスの入ったクローゼットが。サイドには靴入れもあります。
 バスルーム・アメニティ

それではお外に出てみましょう!

まずサン・デッキから。ここには、屋外シャワーとバスタブがあります。その横にテーブルと椅子のセット。ここでお茶を飲んだり、軽く食事も出来ますね。

そしてパラソルつきのサン・デッキ・セット。目の前にはジャングル、大パノラマです。サン・デッキに続く形で、寝心地よさそうなマットとクッションが置かれた、小さな東屋。ここで終日、ごろごろして過ごしたい~~!
プールは向こう側の景色と一体化したようなインフィニティプールです。ちなみに水温が29度までにあがると自動的に水温が下がる、温水設備完備だそう。
チルドレンズ・ルーム
お次は階下のチルドレンズ・ルームへ。木の螺旋状の階段を下ります。こちらはかわいらしいツイン・ベッドが並び、DVDプレイヤー付きテレビ、ミニ・バーがあります。バスルームは洗面台と、大きめのシャワーブース。クローゼットが使い勝手よく並んでいます。

ベッドルームの前方には大きな大きな木のバルコニーが。ゆったりとした感覚でデッキチェアが並んでいます。上の階のプールからと同じ絶景がここでも堪能できます。

サービス

お部屋のお花のデリバリーサービス、フレッシュ・フルーツ、ミネラル・ウォーター常備4本、24時間ルームサービス、メイドサービス、ターンダウン、24時間コンシェルジュサービス、ランドリー、郵便。

忘れてはいけないのが、シャトル・バス・サービスですね!「ハンギング・ガーデンズ」からは朝9時から11時までと午後2時から5時までの毎時間、ウブド中心部に向けて出発。ウブドからは朝9時半から11時半、午後2時半から5時半まで毎時間がホテルまでの運行時間となっています。最終の夕方5時半以降のウブド中心部の送迎は15ドルにて手配となります。


何もしないで、お部屋でひたすら寛ぐもよし、外に出てさまざまなアクティビティに参加するもよし、周辺の広大な庭を散策(トレッキング!?)するもよし。ここに無いものは何もないのです。この類まれなロケーションにある「ハンギング・ガーデンズ」。バリ島の奥深くに位置し、その神秘さと伝統を未だ失っていない場所だからこそ、リゾートに居ながらにして、バリの内奥部に触れることが出来るのです。サービスの良さは折り紙つき。是非この「空中の庭園」にて、バリ島・ウブドを満喫してみませんか?以上バリ島ナビでした。

記事登録日:2010-08-13

ページTOPへ▲

ユーザーアルバム

  • photo

    グランドン

  • photo

    グランドン

  • photo

    グランドン

  • photo

    グランドン

  • photo

    グランドン

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-04-03

スポット更新日:2019-04-17

利用日
女性 男性