沿道の展望レストランでランチはいかが?バトゥール山とカルデラ湖を望む、バリきっての景勝の地。
アパ・カバール、バリ島ナビです!バリ島一日観光ツアーの定番、絶景を楽しむことのできる「キンタマーニ」は、パッケージ・ツアーでも人気のツアー。「キンタマーニ」はバリ島の北東部、バンリ県と一部カランガッセム県に渡る高原地帯で、活火山バトゥール山(1717m)とアバン山(2153m)に囲まれたカルデラ湖・バトゥール湖のパノラミックな眺めが人気の景勝地として、初めてバリにいらっしゃるビギナーさんからリピーターまでが訪れるバリ島観光では外せない人気観光スポット。今日はそんな「キンタマーニ」を外輪山とカルデラ周辺に分け、観光スポットをご紹介したいと思います。
外輪山から絶景を思いっきり満喫しよう!
展望エリア
「キンタマーニ」の外輪には、キンタマーニ、バトゥール、ペネロカンの村々がありますが、その中でも特に旅行者が訪れるエリアが「ペネロカン」。外輪にある視界の開けた高台から見下ろす絶景こそが、キンタマーニ観光のハイライトなのです。
バトゥール山とバトゥール湖
そして湖右側にアバン山が
どうですか、この素晴らしいビュー!島全体がパワー・スポットと言われるバリ島ですが、この「キンタマーニ」もエネルギー溢れる場所としてスピリチュアルな人々にも注目されていますが、この絶景を眺めていると、なんだかそれも分かるような気がしてきますよね。「バトゥール湖」はバトゥール山の噴火によってできたカルデラ湖ですが、1904年からバトゥール湖は24回もの噴火が起こり、その内の何回かの噴火では溶岩が湖へ流れ込み、湖の大きさは小さくなりましたが、バリ島一大きな湖として「バリの水がめ」と呼ばれたりもします。
絶景を眺めながらのビュッフェ・ランチが定番!
そんな絶景を楽しむために「キンタマーニ」を訪れる旅行者のほとんどが利用するのが、ビュッフェ・レストラン。午前中に南部のホテルを出発し、観光地に寄りながらお昼に「キンタマーニ」に到着して、ビュッフェ・レストランでゆっくりとランチを楽しみながら絶景を楽しむというのがキンタマーニ・ツアーの定番中の定番。特に日本人旅行者の場合は「キンタマーニ」でゆっくり観光する方は少なく、ランチの後はまた別の観光スポットへ移動する方がほとんどです。ペネロカンの道路沿いには、カルデラ側にズラーッとビュッフェ・レストランが並び、たくさんの観光バスがやって来ます。キレイな絶景を眺めるなら、やっぱりテラス席がオススメ!ツアーではなかなか時間調整は難しいですが、カーチャーターなどで時間が自由になる場合は、お昼前目がけて行くのがポイント!お昼を過ぎるとどのレストランも満員に近い状態で好きなテーブルを選ぶのは難しいかも。
キンタマーニの名刹「ウルン・ダヌ・バトゥール寺院」
「せっかくだからビュッフェ以外にもいろいろと周ってみたい!」という方には、バトゥール村にあるバトゥール湖の守護神デウィ・ウルン・ダヌを祀る寺院「ウルン・ダヌ・バトゥール寺院」に足を運んでみて下さい。「ウルン・ダヌ」は「湖の先」という意味で、元々はバトゥール湖の湖畔にあったもの。しかし、1926年のバトゥール山の噴火により流れ出た岩石流により村は壊滅し、この寺院は火山灰に埋もれてしまいました。その後バトゥール村は村ごと今の場所に移転し、寺院も同じく移築されました。この「ウルン・ダヌ・バトゥール寺院」の装飾はとても美しく、敷地奥のメル(塔)の先からは、眼科にバトゥール山のカルデラが見えます。またヒンドゥー・ブッダの寺院としても知られています。
カルデラに下りてみましょう!
通常ツアーなどで「キンタマーニ」を訪れる場合は、ここまでで紹介したペネロカンのみに立ち寄る場合がほとんどですが、いやいや、「キンタマーニ」の醍醐味は、それだけじゃ味わえません。カルデラ周辺にも、まだまだたくさんの見どころがあるんです!ペネロカンから、急坂を下りて行けば、そこには「キンタマーニ」ならではの独特の文化や伝統に触れあえるのです!
ペネロカンから下ってくるとクディサン村があり、そこからバトゥール山の麓を進むとトヤ・ブンカ、ソンガン村があり、アバン山の方向に向かうと、アバン、トゥルニャンの村があります。
溶岩石の向こうに見えるバトゥール山。プネロカンからの眺めとは別の雰囲気ですね
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バトゥール湖畔の静かな水面の上に広がる青空
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ヨーロピアンに人気のトヤ・ブンカ村の温泉
トヤ・ブンカ村では、バトゥール湖畔でのんびりと温泉につかることもできちゃいます!水温は35-39度とあまり高くはありませんが、バリきっての絶景をお湯につかりながら楽しむのもなかなかオツですよ~!
風葬の村・トゥルニャン
ここからトゥルニャン行きのボートにが出発
そして「キンタマーニ」だけでなく、バリ島内でも珍しい風葬を行うバリ・アガの村「トゥルニャン」もご紹介しますよ~!「バリ・アガ」とは、ジャワのマジャパヒト王国がバリ島へ侵攻してくる前からバリに住んでいた原住民のことを指します。現在でもバリにいくつかの民族が残っているのですが、この「トゥルニャン」以外では風葬を行うバリ・アガの村はなく、国内外の人々の関心を集めています。
しかし、村へ行くにはボートを利用するのですが、その際のトラブルがとても多く、今まで旅行者の方にはあまりオススメできないスポットでした。それが、ここ最近ボートの料金もきちんと設定され、法外なガイド料を請求されたりなどのトラブルが減ってきています。ここでしか見ることのできない独特の世界を是非体験してみてほしいと思うのですが、その時によって状態は変わることもあり。実際に行かれる際には、ガイドに同行してもらうなど、ご注意をお忘れなく。
キンタマーニぐるめもありますよ~!
旅行に行ったら、その土地の美味しいものが気になるもの。キンタマーニは湖で獲れる淡水魚の「イカン・ムジャイル」が有名。魚を丸ごと素揚げしたものに、スパイスをたっぷりと絡めて食べるのですが、このスパイスが他の地方のものと異なり、より風味が強くておいしい!ナビはビュッフェではなく、毎回このお魚を食べます。とにかくブンブ(スパイス)がすごくおいしいんです!チャレンジしてみたい方は、ビュッフェ・レストランでもオーダーできるところもあるので、聞いてみてくださいね。素揚げしてあるので魚の臭みも気になりませんよ。
そしてもう一つの名物は、「トロピカル・フルーツ」。正確には高原地帯である「キンタマーニ」では、フルーツだけではなく野菜やコーヒーなどの産地でもあるのです。特に車で「キンタマーニ」に向かう道中では、道路際にフルーツの売店がたくさん並びます。気分転換に車から降りて、獲れたてのトロピカル・フルーツを味わってみてはいかがですか?
と、「キンタマーニ」の魅力をいろいろとご紹介してきましたが、ツアーのパンフレットには「キンタマーニのビュッフェ・レストランにて昼食」しか書いてないのに、こんなに見どころがあるということ、伝わりましたか?バリの中でも独特の文化と素晴らしい眺めを誇る場所として、ローカルにも海外からの旅行者にも大人気の「キンタマーニ」、是非そのエネルギー溢れる土地を楽しんでみてくださいね。ただし、「キンタマーニ」は南部から比べると、昼間でもビックリするくらいに涼しい場所。上着や羽織るものを忘れずにお出かけ下さいね。以上バリ島ナビでした、サンパイ・ジュンパ~!