スミニャックのメイン・ストリートから足を踏み入れると、そこには買い物天国が!問屋とショップが並ぶ、観光地の中にあるショッピング・ストリートをブラブラしてみましょう!
こんにちは、バリ島ナビのバリ子です!外は暑~い昼下がり、友人の生玉子さんとダブル・シックス通りにやってきました。
ダブル・シックス通りはレギャン・エリアの中でもスミニャック寄りに位置しています。スミニャックと言えば、今バリで一番オシャレでセンスの良いブティックやモダンなカフェなどが軒を並べるエリアとして観光客に、そして在住外国人にも大人気のエリア。そのスミニャックの大通りから西のビーチに向かって延びる通りは、一番クロボカン寄りの北にある味も雰囲気もよいレストランが集まる「
オベロイ通り」、そのオベロイ通りより南に下った所には、夜遊び通りとして名を馳せる「
ディアナプラ通り」が。そしてビンタン・スーパーマーケットを過ぎてさらにクタ方面へ向かって南下したあたり、レギャンにはファブリック系の問屋さんが集まる「
ダブルシックス通り」があるんです。
今日はスミニャックをブラブラして、そのままレギャンのダブル・シックス通りで買い物でもしようかいねぇ、という趣向なのでございます。
洋服やサロン(腰巻用の布)の他に、サンダルやバッグなどの問屋が道の両脇にズラーっと並ぶダブルシックス通りですが、まず最初に言っておきたいのは、ここにあるお店は決してブティックのような最新トレンドの洋服を売るお店ではなく、どちらかというとお土産から発展したバリ・テイスト溢れるものが多いということ。
サロンを例に挙げてみましょう。インドネシアの伝統的な布に「バティック」というろうけつ染めがありますが、今でもバリの人々は儀式やお祈りの際にはバティックをサロンとして使用しています。そのバティックには様々な手法があり、一枚一枚職人さんが直接布にろうけつを施す手書きのものが一番の高級品。その次がモチーフの版を押すもの、そして一番簡単にできるものが、モチーフをそのまま布にプリントしたもの。素材は高いものから順にシルク、コットン、レーヨンといったものがあります。
ダブルシックスにあるバティックのお店は、「サロン・パンタイ(ビーチ・サロン)」として滞在中にも使え、バリのお土産物としても定番のレーヨン素材のプリント・バティックを売っているお店がほとんど。そしてそのレーヨン生地や、普段バリの人たちが身に着けている伝統的な柄のものとは別に、お土産用に作られる外国人ウケのするモチーフがプリントされたバティックを洋服に仕立てたものが中心に、このエリアで売られているのです。
レーヨンだから、プリントだから、お土産用だったからと言ってあなどってはいけませんよ、そこのあなた(笑)!昔はサロン・パンタイと言えば、版を押したようにハイビスカス柄、そしてレーヨン地の洋服と言えば、おっそろしいくらいの原色地に大きくバロンの顔や「BALI」と入ったものしかありませんでしたが、時代は変わりました。サロン・パンタイはオシャレなモチーフが数限りなくあるし、プリント・バティックだって同じ。それらの素材を使って作られた洋服のデザインも、バリらしさを残しながらもどんどん洗練されてきて、今では押しも押されぬリゾート・ウェアとしての地位を確立しています。職人さんたちが試行錯誤して作り出した洋服や雑貨たち、本当に目移りするくらいにかわいいものがた~っくさんあるんです。
ファブリック系のショップや問屋の間には、アクセサリーやシルバーを扱うショップがあったり、突然ブティックが出てきたりと、中々見どころいっぱいのダブルシックス通り、早速歩いてみましょ~!
ダブル・シックスの入り口からスミニャック方面を見た図
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ダブル・シックスから大通りを見ると、正面にミニ・マートがあります。
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ダブルシックス通りの入り口、スミニャックの大通りとの交差点からまずは右側の歩道をビーチに向かって進んでいくことに。大通り沿いの立派な店構えとは違って、昔ながらのお土産物屋さんスタイルの狭い店舗がオープンになってギッシリ商品が並んでいる様子をみると、なんだか懐かしいような、ホッとするような気持ちになります。
このサマードレス、裾に透かし彫りの刺繍が施してありますが、これは儀式の際に女性が着る「クバヤ」のフチに入れる「ボルディラン」という手法。
生玉子さんが気になって気になって仕方がない、総ボルディラン仕立てのバタフライのブラウス。これで頭にトサカを作って目をぶっとい黒アイラインで縁取れば、「ジャカルタ・マダム」の出来上がりっ!?そのまま着こんで買い物を続けます。
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タイ・パンツも、折り返し部分にストライプの布を使ったものが何年か前に登場し、今も現役です。
コテコテのバリ土産を売るショップもありました。このバリ猫ちゃんは、いまだに根強い人気があるロングセラー。
コマイラ・ショップ
小さい店内にビッシリとアクセサリーが。シーシェル・リングは「これサザエ?」と思うような珍しい貝も。シーシェルと木を組み合わせたものや竹のペンダント・トップ、ココナッツの殻をジャラジャラとぶら下げたものなど、面白いデザインのものがいろいろありました。
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ジョアンナ
オーストラリア人オーナーの経営するアクセサリー・ショップ。お店の入り口の大黒様や仏様の像のディスプレイに目が行きますが、店内には所狭しとアクセサリーが並び、種類がかなり豊富。ゆっくり時間をかけて見たいお店です。
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ウィタ・アユ
厚手の生地に刺繍やビーズが施されたバッグが数多く揃っています。バッグだけではなくサンダルの種類も豊富で、お花のコサージュがついたもの、ビーズやアタをアクセントに使ったものなど、どれも色鮮やかで、夏足元で活躍してくれそうなアイテムばかり。
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サマーヴァン
ソロ出身のオーナーがデザインしたものや、自身でセレクトした洋服や小物が並ぶブティック。バッグの種類も豊富で、ポップな色使いのものが人気。アクセサリーも充実していて、インド風のアンクレットも気になるアイテムです。皮製品もハードな中にかわいさのあるデザインがいいですね。
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まだまだ先はありますが、ここまでだけでも様々なショップが並んでいました。あっ、これはローカルのおばチャマに大人気のアッパッパー。元はこんな風なデザインから、よくもここまで進化したものです、素晴らしい!
「ドゥニア」「リマ」
ウブドのヨガパンツとカジュアル・ウェアを扱う人気店のダブルシックス店。広々とした店内にはヨガパンツだけではなく、カジュアル・ウェアやサマードレスも品数が多く、いろんなタイプのものが気になってしまいます。アタバッグなどもあるので、爽やかな南国リゾートのコーディネイトもできそう。
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ううう~、日の高い時間にウロウロするのは、やっぱり暑い!体にジワ~っと汗がにじんできました。そんな時になんともタイミングよく、「エス・テレール」の屋台が!うっわぁ~、これは有り難い存在。ココナッツの果肉を削ったものと、ナンカ(ジャックフルーツ)やアボカドを入れたインドネシアのかき氷の1種です。バイヤーさんが多いこのエリア、きっとバリ子とは違って真剣に商品を選びながらこの暑い中行ったり来たりするんだから、冷たいものは欲しくなるはず。丁度欧米人の女性がエス・テレールを食べていましたが、バリ子と生玉子さんは、先へと進みます。まだまだ見たいものは山盛りなので、休憩はなし!終わったらごはん!ということで、また歩き始めました。
少し先に進むと、奥にもパンタイ・サロンのお店があります。ほんとにダブルシックスにはたくさんのパンタイ・サロンの問屋さんがありますが、色がカラフルで、見ているだけでも楽しくなってきますよね~。
こういう風に仕立て上げると、街でサラッと着てもいいし、リゾートで水着の上から軽く羽織ってもいいし、なかなか便利。一つあると結構使えるアイテムに変身!バリ子もビーチ用に1着持っています。
キョロキョロしながら物色していると、お店の数はどんどんと減っていき、海に突きあたりました。このまま右手へと進んでいくと、「ダブルシックス」が、左手へ行くと「ザンジ・バー」などがあります。バリでは、有名店の名前をとって道の名前を変えてしまうということがあります。このダブルシックス通りも、元々の名前は「アルジュナ通り」。変わったと言っても旧式名も使われているので、名刺や看板には2つ書いてあることも。「オベロイ・ホテル」のあるラクスマナ通りも、今では「オベロイ通り」と呼ばれる方がピンと来る人が多いのでは。
少しビーチで潮風にあったって、次はメインストリートからは左側に当たる反対側の歩道を戻っていきます。
ビーズ・レスタリ
次に目が行ったのは、シルバー・ビーズの種類が豊富なビーズ屋さん。小さな店内にはギッシリと袋詰めされたビーズが床にも棚にもいっぱい!モチーフもいろいろあって、小柄なお花は携帯ストラップに出来そうだし、アジアン・テイストのものやゴツゴツとしたハードなものと、なかなかの品揃え。このビーズたちで何が作れるかな~、と考えているだけで楽しくなってしまいます。
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シルバー・バザール
細かい細工が入った大判のバングルが目を引くシルバー・ショップ。リングも同じく少しハード目のデザインのものが多く揃っています。お店はオープンで、フラッと気軽に入れるのもいいところ。女性向けの天然石をあしらったものや、遊び心のあるネックレスも魅力的です。
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ダブル・シックスでは珍しいアンティーク・ショップ発見!ここだけなんだか雰囲気が違います。
通りに面してディスプレイされているバッグやベルトがカラフル!思わずのぞいてみたくなっちゃう!
お店ばかりが軒を並べるダブル・シックス通りのオアシス?ワルンもあります。歩き疲れたら、飲み物でも飲んで、買い物の途中経過を冷静にチェック!
人気のビーズベルトにシーシェルをあしらったものを発見!
ランダがビーサン履いてるよ~!何事?オゴ・オゴを飾ってるの?…看板を見てみると、タトゥー・ショップでした。
ザ・ブルー・バジュ
バリ子の今日の目的地。インド綿で作ったワンピースがいっぱいある「The Blue Baju」。さぁ、いっちょ気合い入れて選ぶか!…と思ってお店の前まで行ってみると、プリント・バティックのワンピースを着たマネキンが3体。中に入ってみると、そこにあるのもバティックのワンピース。お店のスタッフに聞いてみると、インド綿の洋服はもう作ってないとのこと。ガーーーン!そんなぁ…(涙)ほんの少しだけ生地のままで売られているもが遠慮程度に置いてあって、「これ買って仕立てたら?」と言われる始末。「オーダーだったら受けるよ」と言われても、売るわけじゃないから無理だし。
->お店情報
バリのショップは移り変わりが早いのです。同じお店だったとしても、商品のコンセプトをガラッと変えてしまうこともあれば、お店自体変わってしまっているということもあるので要注意です。でも、このバティックのワンピースも可愛いけどさっ(笑)
スキン・アウトレット
スミニャックの大通りにもあるブティック。カジュアルなんだけど、どこかカッコ良さのあふれる洋服が揃っています。シンプルな素材はシルエットがとがっていたり、モチーフのあるものは、どこか他でみるものと違って新しい感じがしたりと、いつも新鮮さが感じられる洋服がある、気になるブティックなのです。
アサ・プルダナ
ありとあらゆるバリらしい素材のバッグが揃う専門店。ビニール紐で編まれたバリのイブ・イブ御用達の買い物用バッグから、ロタン、ウォーターヒアシンスやニットなどに、刺繍が施されたもの、ビーズが付けられたもの、布を重ね合わせたもの、と一見どこにでもありそうなのに、ここにしかないデザインがいっぱいで品揃えの充実したお店です。
->お店情報
ダブル・シックスの道路脇両側に並ぶショップを出たり入ったりしながら歩くこと2時間、スタート地点に戻ってきました。いや~、疲れた!でも楽しかった~!定番のものもあり、新しい出会いもあり、これだからウィンドウ・ショッピングはやめられません。がっつりとダブル・シックス通りを攻めたバリ子と生玉子さん、達成感さえ覚えて気持ち良くダブル・シックス通りを後にしました。メイン・ストリートにはない掘り出し物にひょっこり出会えることがあるかもしれない問屋が集まるダブル・シックス通り。皆さんもお宝探しをしてみてはいかがでしょうか。
以上バリ島ナビのバリ子でした~!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2009-09-30